日高富明（ひだかとみあき 1950年2月22日生）［歌手］
東京都出身。15歳の頃からギターを弾きはじめ、コンテスト荒らしの異名を取る。1968年、堀内護と高校時代からの友人の松崎しげるともにフォークグループ「ミルク」を結成。しかし堀内はすぐに脱退、やがては松崎もソロ活動のために脱退し、日高は再び堀内と合流し、1970年、大野真澄、堀内護とガロを結成。
かまやつひろしに見いだされ、バックをつとめたりして活動をする中、レコード会社より本人達の意志に反して録音させられた職業作曲家による「学生街の喫茶店」が北海道の有線放送から火がついて全国的にブレークし、紅白歌合戦にまで出演した歌謡界のホープとなった。トミーの愛称で親しまれ、他にも「君の誕生日」、「ロマンス」といったヒット曲を出した。
フォークソングからニューミュージックへの橋渡し的役割を果たしたが、過酷なスケジュールとメンバー間の不和から生じたストレスから音楽的テンションも下がり、売上げも下降、1976年にガロは解散する。
解散後も「のめり込むようなロック」サウンド追求したが、思うようにヒットせず、その後自宅近くのマンションより飛び降り自殺した。当時は、体調不良を悲観しての自殺と報道されたが、動機など不明な点も多く、その後は事故死との見方もあり、詳細は不明。
1986年9月20日死去(享年36)
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