竹本貴志（たけもとたかし 1983年11月4日生）［騎手］
広島県出身。競馬学校騎手過程で3年間修行するも、卒業した2002年に行われた騎手免許試験に不合格となる。その後美浦トレーニングセンターの古賀史生調教師の下で修行し騎手を目指したが2003年の騎手免許試験前に落馬事故を起こし受験中止。
2004年3度目の正直でようやく騎手免許を取得しデビューを果たす。同年デビュー騎手としては第1号の勝ち星を3月7日の中京競馬場・第9競走で果たし、注目された。
だが、その21日後にあたる3月28日の中山競馬場・第5競走の障害競走でミツアキオペラオーに騎乗した際、1周目第3号障害を飛越しようとした時に馬が躓き転倒（騎乗馬は予後不良の診断で安楽死処分となった）。落馬して頭を強く打ち、意識不明となった竹本は病院に搬送され、脳挫傷と瀰漫性脳損傷と診断される。そのまま意識を回復することなく4月2日午前1時12分、20歳の若さで死亡した。
中央競馬を代表する苦労人騎手は、デビューからわずか3週間でターフから姿を消すこととなった。競馬学校には竹本の遺族から寄贈されたソメイヨシノと石碑が設置されている。
2004年4月2日死去(享年20)
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