ジェームズ・バイロン・ディーン（James Byron Dean 1931年2月8日生）［アメリカ・俳優］
インディアナ州生まれ。母親を9歳の時に亡くし、父方の伯母夫婦に育てられた。高校時代から演劇に興味をもち、カリフォルニア大学ロサンゼルス校（UCLA）の演劇科で学んだ。
映画の端役をいくつかこなした後、1955年に『エデンの東』や『理由なき反抗』で主役を演じ、立て続けにヒットを飛ばした。
1955年9月30日、ロサンゼルス郊外。その日、ジェームズ・ディーンは愛車のポルシェ550スパイダーでルート466を西に向かっていた。前日に点検を終えたばかりで、助手席には整備担当のメカニックも乗り込んでいた。ポルシェは快調に飛ばしていた。
午後5時45分、ルート466とルート41の分岐点に差し掛かったとき、対向車のセダンが突然左折。優先車線を走っていたポルシェはそのまま速度を緩める暇もなく激突した。メカニックは宙に放り出された。ディーンは反射的によけようとしたのかハンドルを右に切ったため、対向車は運転席を直撃。シートベルトをしていたことが仇となり、ディーンはポルシェとともにスクラップされた。あごと両腕を複雑骨折し、首は千切れる寸前であらぬ方向に折れ曲がっていた。誰の目にも即死であることは明らかだった。
このポルシェは運転席側は抉り取られたかのように破壊されていたが、多くの部品は無傷だったため、解体されバラ売りされた。だがその後、部品を入手した人物が事故により死亡したり、大怪我を負うなど、次々と災難に見舞われたといわれている。
1955年9月30日死去(享年24)
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