ただの物語

艨ィキミといた日々←
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Aはとぼとぼ歩きながら親友のBの所へ行った。一応報告するためだ。C君に映画に誘われた事を…。とにかく、明るくいくぞ。

A『ねえねえ、私、C君に映画に誘われたんだけど、行った方がいいのかな〜?』
B『行ったら〜?AとC君お似合いだよ〜!私なら迷わず行くよ!チャンス、チャンス!頑張ってB!』
翌日
B『で、結局どうするの?A。』
A『行かないよ。』
B『何で?昨日はあんなに喜んでたのに。』
A『ごめん…。私、知ってるんだ…。Bが、C君のこと、好きだって…!』
B『うん…。本当は、ずっと好きだったの…!』
A『頑張って!自分の思いを伝えなきゃ!』
B『うん!』
A『頑張って!B!』
そして、Aに協力してもらい、BがCと映画に行く事に。
c「あれ?Aは?」
B「うん…。Aは急な風邪だから、私がかわりに来ちゃった。」
C「ふーん…。じゃ、行こうか。」
B『何…見る?』
C『これとかどうかな?』
B(これは…っ!!巷で噂の…!!鈴木がドンドン殺されていく、という、グロ映画…!?私、グロ苦手なのに…!でも…!せっかくC君がこれ見よう、って言ってるんだから…!)
B『う、うん…。それ見ようか…。』



映画が始まった
映『やめ…やめてくれぇ!』
映画では次々とグロテスクな映像が繰り返される。
B(ダメだ…!グロすぎる…!)
その時。
C「どうした?気分でも悪いか?」
CがBの顔をのぞきこんだ。
B「いや…あの…!」
恥ずかしさのあまり上手く声が出ない。
B『あの…、そ、その…。』
C『もしかして…、こういう映画、苦手?』
B(ど、どうしよう…?正直に言うべき…?ううん!でも、C君に嫌われちゃうかも…!)
B『な、何でもないよ…。ちょっと、気分が悪かっただけ…。心配してくれてありがとう。』
苦しい映画が終わった。
C「いや〜楽しかったね。B!」
B「うん…!ゼハー…。とても…ハー…楽しかった…!」
C「B!?どうした!?顔色悪いぞ!?」
B「なんでも…な…!」
バタぁ!Bは倒れた。
C「B!?B!どうしたんだよ!」
Cは急いで救急車を呼んだ。ピーポーピーポー。単純な擬音と共に救急車がやってきた。
C『大丈夫か!?B!』CはBの手を握りしめて言った。
B『大丈夫…。だから、心配しないで…。』Cの手を握る力が少し抜ける。それから少しして、救急車が病院に到着した。
C『もう少しだ!すぐ、楽になるはずだから…!頑張って!』
B『うん…。』


そして、医務室にBが運ばれる。
……手術が始まって3時間がたった。Cは後悔していた。隣にはA。Cは思い出していた。
C『A!なんでここに!?』
A『どうでもいいわよ!とにかく、C君!Bにグロテスク映画見せたでしょ!』
C『…え?それが…どうしたの?』
そして今、だ。
A『Bはね…グロテスクが全くダメなのよっ!』
C『そん…な…!僕のせいで…!!僕のせいで!Bさんが…?』言い争っている内に、医者が二人の元に。
医『………私たちも、手は尽くしましたが…。助かりません。Bさんが、最後に、お二人にお会いしたい、と。』
B『私…、もう、死ぬんだって…。もう、助からないみたいなの…。ごめんね、C君か。せっかく誘ってくれたのに…。最後に、一言言わせて…。C君、好きだったよ…。』プツッ、プー、プー。音が医務室に鳴り響いた。
A&C「Bーーー!」2人は泣きくずれた。
C「くそ…!僕のせいだ…」
A「違うわ…。ほんとににくむべき相手は他にいる…。」医者、そしてCが注目する。
A「グロテスク映画の原作を作った…。山田悠介よ…!」その言葉に医者とCは苦笑した。
医「そうですね…。私もあの映画は嫌いだったんですよ…。」
C「あぁ…。」

C『Bのカタキは絶対にとる!!』
A『じゃあ、まず、山田を殺る方法を考えましょう…。』
C『殺し屋を雇おう。こんなことがあろうかと、既に呼んである。…コイツだっ!!』
C『お、お前はっ!!』
C「D!」
D「どうも。殺しやのDだ。」
医「D…お前、まだ殺しやを…!」
C「は!?どういう事!?」
A「その医者とDは親子なの。医者の息子にあとをついでもらいたい、という希望むなしく、Dは殺しやの道を歩んだ。」
医「………。」
C『じゃあ、行くかっ!!』
A『うん!行きましょう!』
D『行くか……。』
医『俺も忘れんなよ!』
C『俺達の復讐劇は始まったばかりだ!』






【我が輩はネロである。】
我が輩はネロである。
命はもう無い。どこで死んだかは検討はついている。なんでも寒い寒い教会の床の上、あの駄犬と。
そうそう、あれほど見たかったルーベンスの絵が意外にアニメ絵だったのには吃驚したよ。
――――。ここは、天国。ネロは駄犬と共に天国へきていた。ネロ「ここが天国だよ…。駄犬。」犬「バゥ!」ネロ「天国も意外と普通だね。」犬「くぅーん。」
ネ『おい、駄犬。』
犬『ワン?』
ネ『何故俺が死んだのか分かるか?』
犬『知らんがな。』
ネ『…………!!』
犬が…しゃべった!?
犬「わいも犬だからってワンワンいいよったけど飽きたわ!」
ネロ「ま…まじか!?」
犬『マジや。目の前で起きとることが信じられへんいうんか?大体、お前ワシを舐めとるやろ?駄犬やと?調子のるのもほどほどにせいよ?このボケが。』ネ『……うそーん。』犬『嘘です。』ネ『嘘か!』犬『すまん。嘘というのが嘘。』ネ『え?嘘が嘘で、?もう、なにがなんだか!!』
ジリリリリリリ。バッ!!
ネ『夢!?』犬『Boys be アンビシャス!』ネ『……ソフトバンクごっこはやめろ!』犬『スイマセン。』
ネロ「は?しゃべってるやん!」犬「いや…。殺すゆうのが嘘で喋るのはほんとやぞ。」ネロ「は?殺すもなにも、天国だから…。すでに死んでる…。」犬「じゃかあしい!」
犬『面倒だ!死ね!』
ネ『うわあ〜。や〜ら〜れ〜た〜。』
こうしてネロは天国で死んだ。
そしてネロの行方は誰も知らない…。
完。

    『幽霊』

ふかい静寂があたりをみたしていた。
身じろぎもせずぼくも座っていた。
何も考えず、また何も考えようとせず、足を投げ出したまま長いことそうやって座っていた。
もの音ひとつしなかった―――。
ぼくの吐くかすかな息と、とおくの山脈から伝わってくる漠とした感じのほかは。そしてその息や聞こえぬ山の呼び声は、しずかにぼくのまわりにたゆたい、ひそひそとぼくのそばに寄り集まってくるようだった。ふいに、それがぼくになにごとかをささやいた。
同時にぼくのくちびるから、それと同じの、まったく聞きなれぬ言葉がもれた。
「ママ。」

 ぼくは自分がなんとつぶやいたのかわからなかった。もう一度くちびるをうごかしてみて、その意味を知り、その語感を味わってからも、ぼくのこころはいたずらに戸惑うばかりであった。



ながい間、使ったことのない、とうに忘れさられていたこの言葉が、どうしてこんなときにひょっこりととびだしてきたのだろう。
その言葉はぼくの体内にふかく沁みいり、やがてたとえようのない寂寞感となって戻ってきた。
もともと肉親もなく、今まで共に暮らしていた人々とも遠くはなれて、見知らぬけわしい山頂にひとりぽつねんと座っていたためばかりではない。
明日をもわからぬ戦局のためばかりではない。
人がはじめて突き抜けた孤独を覚え、自分自身に尋ねようとする時期にぼくは達していた。
無限にひろがる
〈自然〉
にとりかこまれながら、陳腐な、だが永久にけっして尽きることのない問いを自分に課した。
このぼくは、一体どこから生まれてきたのだろう。



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