ただの物語

艨ィ螺旋門←
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「くそ…!ついてねぇ!」急に降りだした雨にいらつく香修[カオス]。

近くの建物で雨宿りしなければ。
「あ!いいとこに建物あんじゃーん!」
そこには、大きい門が。

カオスは、そこに入った。
「薄気味わり〜!」
中は、蜘蛛の巣だらけ。
更に暗い。
その時。
「どうされましたかな?」「!…!何奴!」
カオスは剣を抜く。
「落ち着け…。わしはこの螺旋門を守る者じゃ…。」そこには、まるで猿のような老婆。
「螺旋門…!?この門の名前か…?」
「あぁ…。螺旋状の階段が有名な事からこの名前がつけられた。昔は有名な観光地だったからね。」
「昔、は…?」
いうと老婆は語りだした。「数年前にここはかわっちまったよ…。一人の魔王…わしたちはそう読んでおるが。その魔王が螺旋門の歴史をぬりかえた。」
「…魔王…!?」
「あぁ。夜な夜な死体を持ってきては、螺旋門の屋上に放置していくんだぁ…!最初の内は、螺旋門管理局も、死体の処理してたんだがねぇ。ある日、大量の死体が放置された。螺旋門の噂を聞いた一般市民が、死体を捨てだしたんだ。」
「そんな話…!」「処理が面倒になった管理局は、ついに解散。この門は死体捨て場になっちまったよ…!わしは、その時の管理局長。今もこうして、この螺旋門を守っているっちゅうわけじゃ。なにより、魔王がまたあらわれて、詫びる事を期待しとるのかもしれん。」
「………。」
外の雨はより一層、つよくなる。
「ま、それで、こんなところにくるのは誰かな…と。」
「ただの旅人。雨宿りだ。」
「そうかぃ…。魔王が来たら、あんた頼むぜ。」
「まぁ…少しは剣術に自信はあるが…。お主に武器はあるのか?」
「ない…カツラならあるがな。」
「カツラ?」
「あぁ。死体の髪の毛を抜いてカツラ作って売っとるんよ。ただ働きはやらへん。」
「ははは。それもそうだな。」
二人はしばらくその場に居座った。









「こねーな…魔王…。」
「そうじゃなぁ。」
「ちょっと、みてくる。」カオスは、たちあがる。
「もう小雨だ。大丈夫だろ。」
「気をつけるのじゃぞ。」「わーってる。」









「ふー…。なんでこんな事を…。まぁ、悪は許せんしなぁ。」
カオスは耳をすます。
(この感覚…。なんかあの時とにとるな…。)
あの時。
あれは、強盗団を捕まえる時だったな…。
ボスの一歩手前で逃げられた…。
あのボスのオーラににている。
「よくわかったな。」
「…!」
寸前で太刀を防御。
後ろには、あの時のボスが。
「お前が…魔王…!?」
「魔王?俺がかぁ?確かに、死体はおいていたがな!」
「犯人はお前かよ…。必ず捕まえてみせる。」
「いいぜ…!こいよ…!」カオスが、口に剣をくわえ、両手に剣を持った時。
「ま、まてまてぇ〜い!」「!?」
「婆さん!」
あの老婆がいた。
「なんだよ婆さん!こいつが魔王なんだよ!?」
「わ、分かっておるよ…。ただバトルはやめれ。」
「なぜ?」
「仕返しは憎しみを呼び、憎しみはまた仕返しになるのじゃ。そんな憎しみと仕返しの連鎖をとめるのがわしたちの出来る事じゃないんかぇ?」
「いやいや!婆さんが仕返ししろ的な事言ったんだろ!?」
すると、婆さんはニヤァっとわらった。
「そうじゃな。」
婆さんはいきなり殴ってきた。手には、無数の針がセットされている。
「ちょ!なんで!?」「お主…忘れたようじゃな。あの日の事を…!」
「あの日?」
「強盗団事件の日。お主は、ボスだけを逃がしたとおもーとるじゃろう。しかし…幹部はどうだったかな?」
言葉をきいたカオスは愕然とした。
「婆さん…あんたまさか…!」
「そう。あの時の幹部、ジェニジェンじゃ。」
あの日。やけに強くて、ボスを守っていた女幹部、ジェニジェン。まさか…!
「なぁ、ボス?」
「あぁ。こんな簡単に引っかかるとは予想外だぜぇ。あの日の屈辱、はらす!」(2対1…。不利じゃな。…しかし…!)
不意に、遠くからクナイが飛んできた。
「なぁ…!?」
「誰が一人で旅してるって言った…!」
「まさか!」
「フハハハハは!我こそカオスの唯一の仲間!ビスタ・ジョン・フラッセだぁ!」
ジョンは瞬間移動でこちらにきた。
「これで2対2やな。」
「く…。まさか仲間なんて…。」
「やってやるぜ!」









数時間後










「はぁ…はぁ…!」
「か…勝ったのか…!?」「あぁ…!勝利をつかんだぜ!ジョン。」
「こいつら、最近話題の賞金首に登録されてた。かなりの金だぜ。」
「ははは…!」
笑った。
2人は。









「あれ、螺旋門は??」
「え??」

螺旋門がない。


「まさか…。」
「俺たちが…こわした??」よくみれば、まわりに大量の死体がころがっている。
「嘘…だろ…??」
死体が起きあがりだした。「うぅ…。」
「ゾンビ…??」

「我たちの怨み…うけてみよ…」

「うそー!」

「に、にげろー!」

2人ははしりだした。


「俺達の旅は始まったばかりだ!」


「これからもみのがさないでな!」



※うそ!






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