ただの物語

艨ィノートです←
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くだらない人間…

くだらない環境…

くだらない人生!


もうこんな生き方うんざりだ。
俺がこの地球を変えてやるよ…。


この俺、浅上電球[あさがみらいと]がな!

  〜ここで主題歌〜   


学校。
「あー、ライトくんおはよー。」
「うるせぇ、クズが!」

「ライトぉ、ちーっす。」「クズは黙ってろ!」


こんな調子で毎回だ。

その時。
「おぉーい、お前がこいつをカツアゲしたんだろ??なぁ、こいつにやられたんだろ??」

上級生にいわれているやつ。もちろん俺はそんな事してない。
大方、俺へのひがみか??

「お前かぁ!?」
先生まできた。
「ライトがカツアゲしたってょー!」
周りのクズ生徒まで騒ぎだした。


うるせぇ…。


「クズ共は黙ってろって!こんなくだらない事を考えるエネルギー…!それを騒ぎだすエネルギー…!クズのやる事はわからねー!」
歩きだしてこう言った。

「クズに何言ってもムダか…。」


そのまま学校をでる。



「くそ…。雨かよ…。」
運わりぃ…。


「…ん??」
路地裏に何か転がっている。




「……!」
人間が死んでいる。
どこのクズかは知らんが。
巻き込まれない内に帰ろう。
が、気づく。
死体の近くに何かおちている。

「あれは…。」
ノート。拾う。


開くと、こう書かれてあった。というか、読み終わる前にノートをすてた。

「馬鹿ばかしい…。」

あんなもの…。
ノートには、

[このノートを触って5秒たつと、死ぬ。]

俺の本能がノートを捨てさせた。
あと0・7秒持ってれば、死んでた。
この人間が、見本みたいなもん。

捨てた拍子に、ノートが開き、文字がはっきり読める。

[間接的に持てば、しなない。]


「なるほどね…。ふれなければならぬのか。」

しかし…このノートを信じるか…。
まぁいいや。試してみる価値はある。

ノートを取り、一瞬でバッグにいれる。

これで大丈夫…。





学校へ。





「ライト…ずいぶんと派手にやってくれたな。」
「すいませんね先生…。これを…。」
あのノートを取り出す。

「反省文でもかいてきたのか??」
「くふふ…」



瞬間、先生は倒れた。

「キャーーーー!」

響き渡る悲鳴。
ホントに効いた…!
「ライト…貴様なにをしたんだよ…!」
「俺はなにも。…くだらな。帰る。」


このノートでいろいろやりてーや…。

もしかすると、こいつで世界が変えれるかも…。


************************


しかし…。これは、触れさせなければならぬ…

どうしよ…。



デスノートじゃねぇし…


あんま使い道ねーなぁ。

しかもこのノート、ホントに誰んだょ…!


「ノートです、気に入ってもらえたかな??」
いきなりの声。
「誰だ!?」
振り向くと、そこには、まさに、悪魔がいた。
羽のはえた…。

「俺はリュック…。死神だ。そのノートの持ち主。」
「ノートデスって…??」
「あぁ、ノートです、な。ですはカタカナじゃないぜ。そのノートの名前。地獄界で最近発売された大人気おあそびノート。」

「なん…だと!?」

「俺がこわいか??」

「くふふ…。恐くないよ、リュック…いや、待っていたよ、リュック。」「ははは。強がんじゃねーぜ。」

「このノート、いい使い方を教えてくれ!」

「はは…。効果は、お前が知ってるものだが…」

「使い物にならない。」

「よく分かってんじゃねーか。だから、遊びノートなんだよ。」

「くそ…。」

残念がっていた時。

「だがな、俺は改造できる。」
「改……造!?」

改めて造る。改造。
「俺は死神の中でも有名な改造師だ。そのノートを何十倍にも使い物にできる。」
「やってくれ!」
「お前、頭はいいか??」
「他の人間をクズと呼べるくらいの頭だよ。」
「よし…。いいだろう。やるからな。」


************************


「完成だ。」
リュックは、ノートをだした。
「こいつ…。直接持っても、よくした。更に、相手の顔と名前が分かっている状態で、名前かけば、そいつはしぬ。」
「それじゃ、まるでデスノート…!」

リュックは、にやぁっと笑った。
「だな。活用しろよな。」「活用…。でも、ホントにいいのか??」

「あぁ。俺は、たのしけりゃいいや。」

「じゃあ…、世界中の悪人殺すかな!」



************************




TVでは、まだまだ騒いでいる。

[デスノート、現実に!?][漫画がついに現実化!][デスノートの原作者にお話を伺う…。]



「たのしぃなぁ。」

「やってるなぁ、ライト。さすがだ。」

「キミのおかげだろ。」
「デスノートってやつ、面白いよな。俺が、地獄界から、みて面白いと思ったから、作ってみた。」


「さすがだよ。デスノートには、Lがいたが、現実にはいない。誰も俺をとめられない。」


「だが、お前…。殺されるかも。」

「何故??」

「お前は他人をクズクズ呼んでた。恨みはかってる。」
「…。」
「俺の改造仲間が、もし、クズよばわりした人間にお前と同じ力を与えていたら、殺される。」

「他の死神も、いるのか??」
「そりゃな。」

その時。
ピンポ〜ン!


軽快なチャイム。

「ち…。雨音[あまね]だょ…。隣町の頭ライバル。」「へぇ…。」

「勉強しようとか言い出すんだ。とにかく、出るよ。」




「ライト…勉強…」
「うるせ。今日はイヤだ。」

「なら、これみて。」
雨音は、ノートを取り出した。

「最近話題の、デスノートを扱ったもの。かなり興味あって。」

こいつ…俺がその犯人だとも知らずに…。笑える。
「俺はデスノートには興味ないんだ。現実離れしすぎている。」

「まぁ、見てみてよ。」

「たく…。」


中身をみた俺は驚愕した。確かに、外装はデスノート特集。



だが中身は―――――――。



[このノートを3秒さわると死ぬ。]





全身から生気がなくなる。


その時、確かに見た。

雨音の後ろに、死神がいる所を。

雨音は微笑んでいた。


きっとやつの死神も改造師…


外装と、直接効果、そして時間短縮をしてもらったのだろう…。




「俺の…負けだよ…」







BAD END

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