ただの物語

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CALL 2 開始


「……?……な…なんだよこれ…!……ハァ…なんで俺……こんなとこいるんだよ…!」一瞬の内にタカヤは荒野へと飛ばされていた。「たしか…テレカ狙いの二人組に目を痛くさせられて…。逃げまくったら電話がなって…!くそ…訳分かんねーな…。これは夢か?」タカヤが状況を把握していない時だった。「ぎゃあああぁあぁっ!」近くのボロ廃墟から叫び声が。「!?何だ!?叫び声…。あのなかに…誰かいる!」その時だ。中から勢いよく男がでてきた。「たっ……助けてっ……!助けてくれぇぇっ!」「いっなんだよ…!」…ところが、その男は息をひきとった。……なぜなら。背中をイモムシと人間の融合した(イモムシがベース)ようななにかが、貫いたのだ。「こ…こいつ!何だよ……!」そのなにかは、こちらにおそいかかってきた。「うあああっ!」死ぬと思った瞬間。「伏せろ!」その男は剣でなにかを両断した。その男を見た俺は驚愕した。幼い頃、謎の失踪をとげた中島だった。 「な…中島……!」その容姿…。成長しているが確実に中島。顔も体も砂埃にまみれ――。全身はボロボロ…。幼い頃消えた中島が目の前にたっていた…。中島が言った。「――!お前…。タカヤか?お前が…………。なんでここにいるんだよ…!」「なんでって…いゃあ…。なんででしょうね。」言った瞬間、中島はくってかかってきた。「お前…サイレンに電話したのか!?テレカを使ったんだろ……!?そうなんだろ!?」首をしめられている俺は苦しみながらも言った。「……でっ……電話しました……!」「バカっ…!お前自分が取り返しのつかない事したの全然分かってねぇよ…!どうして!」「〜〜〜…だずげだがっだがらぁ…。行方不明者達を…助けたかったから………!」言うとしめていた手が緩んだ。「この…バカが…!」中島はそう言うとドサリと倒れこんだ。「中島…!?おい!!おい大丈夫か!?」中島をさわった俺は気付いた。……!こいつ、凄い熱だ。まさか、こんな体でずっと……!?そこで中島がぽつりと話した。「聞け…タカヤ…!」「なんだ…!?」「これは……ゲームなんだ…!ゲームをクリアすれば元の世界に戻れる……!お願いだ…。俺と一緒に…サイレンのゲームをクリアしてくれ…!」訳がわからなかった。「ゲーム…!?」「公衆電話を探し…て…。他にも人がいるか…も…。そこが…スター……と…ちて………。」「おい中島!?」――っ!ダメだ。気を失ってる…!早く医者にみせないと…!「どうなってんだよ…っ!くそ……!いや…、落ち着け…落ち着け!」様々な思考をめぐらせた末、結論がでた。とにかく中島を守らなきゃ!俺は中島をおぶった。中島はここがなんなのか知っている…!何のゲームかしらないがそれをクリアすれば元の世界に戻れるとも……!――――。今は中島を守るんだ…。中島が目覚めてくれれば謎も解けるはず…!「とにかくここは危ない…!中島のいってた公衆電話を探そう…。でもこんな場所に…電話なんてあるのかよ…!?」不信の念を抱いた時だった。「おーい!君たちーっ!」みると、建物があった。あそこに、人が集まってる―――!「中島の言った通りだ。他にも人がいる……!」……………。中に入った。中には6人の男がいた。「公衆電話だ……!」俺は使おうとしたができない。「くそ!」一人が言う。「壊れてるよ…。俺達だってためしたさ。」また他の人がいう。「なぁ、きみらもテレカ、使った?」「………!待ってくれ!じゃ、もしかしてここにいる全員とも……?」「そーみたいだな。」「ここにいる全員がテレカをてにいれ、公衆電話でアンケートに答えた……。そして、電話にでたら、怪物ラナメスTに連れ去られた…!その僕らが今、…このどこかも分からない荒野に突然来たって訳さ。君も…ここが日本じゃないって事くらい、分かるだろ?」「………!くそ!じゃあどこだってんだよ!」「しるかーっ!だから、それを今話し合ってんだろが!」みなは困惑の表情を隠せない。「分かったで…。あの時の電話にはごっつい催眠作用があったんちゃうか…?そいで、気ぃ失っとる間にここに拉致られたとかな。」「そんな…バカな事が…!」「くくく…。まぁ、いい。どうやら、決まりだ。俺は今、とうとう伝説都市サイレンの尻尾をつかんだ…。」「俺も嬉しいや。オークションではたいた大金は無駄じゃなかった…!」「ワシも楽しみじゃ…!ここは楽園ってやつに違いねぇ…!」「突然だったけど、後悔はしてないね…!サイレンが何を仕掛けてくるかも楽しみだし…!」―。そうか。思い出した。サイレンの謎を解いたら千兆…!金目当てのやつらか…!「この際言う。警告だ。謎をとくのは俺だ。邪魔するやつは殺す。」「ざけやがって…っ」―――。気に入らねぇ展開だな。金目当ての連中が自制がきかなくなってる…。今こいつらに中島が何か知っている事を話しちゃいけない。守るなんて言ってらんない事になる…………。その時、だ。でかい口をたたいた奴が殴られた。「邪魔だ。お前が死ね。」「げ、思い出した…!あいつ、奈巣尾高校の藤原じゃんか…!」「誰だ?」「地元のチンピラ有名人。“キャット”藤原だよ…!」藤原が口を開く。「俺は金目当てじゃない。ひとさがししてたらここに飛んだだけだ…!テレカを持って消えたブヒオって後輩を探してる。誰か知らねぇか?」そこで、殴られた奴がナイフをだした。「テメェ〜!殺す!」「ほぉ。はずすなよ…。」俺はいてもたってもいられず、飛び出した。「やめろ!今はこんな事してる場合じゃない!」「邪魔するな。これは俺の喧嘩だ。」「ケンカなんざ俺がいくらでも相手してやるよ。ただし、このクソみてぇな世界から抜け出してからだ!」「コイツ…!」その時だった。【ジリリリン】公衆電話がなりだした。「なんだ!?電話が!壊れてたんじゃ…?」「とるぞ!」俺は言った。「お前がとるて誰がきめた!?」「ちょ、待とうよ!」無視してとった瞬間。なんか変な感じになった。【サイレンを目指す者に…絶望と力を!】【サイレンにたどり着いた者に世界の全てを】「なんだこれ!脳に直接語りかけてくるみたいな…!」【このゲームの出口はひとつ………!】【サイレンを目指す者よ…世界の出口を探す者よ…ゲートを探せ……!】―――!「戻った!?」「なんやったんや、今のは…!」俺はわからなかった。ゲートを探せ…?瞬間。【ウゥウウウウウウウ!】「これは…!??」俺は全てを悟った。「ゲームが……始まったんだ……!」窓の外を眺めながら言った。


けたたましくなりひびく警報。その音とともに開始されるゲームとは一体…?




CALL.2…終わり
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