ただの物語

艨ィ恐い話←
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その1
[マンホール]


まりえちゃんは学校から帰っていた。
すると、向こうにマンホールの上で飛びはねている人がいた。
見れば、いじめられっこのM子。
M子は「9…9…9」といいながらとんでた。
見たこともないような笑顔で。
「M子。なにやってんだ。」
が、無視。
「なに無視してんだよ!」きつめに言ったが、無視。
まりえは、ひとつの考えが出た。
[まさか、とても楽しい行為なのか?]
「どけ!」
M子を突き飛ばす。
そしてマンホールの上に立ち、ジャンプしようとした。
思いきり、膝をまげて。
そしてジャンプした瞬間、なんとM子がマンホールのふたを開けた。
「――――――え?」
まりえはまっさかさまに落ちた。
その後、M子はまたふたを閉じ、またジャンプしはじめた。
今度は
「10…10…10…」
と、言いながら――――。





その2
[全身白タイツの男]



ある日、Aさんの元に、謎のビデオが届いた。
不気味だったので、友達のBさんを呼び、Aさんの部屋でみる事にした。

うつしてみると、
そこには、部屋で全身白タイツの男がくねくねダンスをしている映像だった。
「キャハハハハ!」
Aさん達は笑った。
こんな笑い話はない。
しばらく、その映像がつづくと、なんと男が、包丁をとりだした。
男はその包丁をみせびらかすようにダンスを続ける。
「やばくね?」
さすがに、笑いはなくなっていた。
男は、押し入れに入っていった。

「ヤバいよね…?A…。」BさんはAさんに言った。するとAさんは顔を真っ青にして言った。


「イマノヘヤ…」
「ワタシノヘヤ…。」



その3
[はじめてのかていか]

7/3
きょうはじめてかていかをしたよ。かていかはおんなのするもんだっていったらせんせいからおこられたよ。とにかく、きょうはかれーづくり。ぶんたんしてつくったよ。とてもおいしくできた。

7/4
ままのいるびょういんにいったよ。ままはいまおなかにあかちゃんがいるからびょういんにいるんだ。かれーのはなしをしたよ。あかちゃんもかれーたべるかなって。おおきくなったらたべるっていってた。あかちゃんは、ともかっていうらしい。

7/11
ともかがうまれた。うれしいな。

7/13
だれもあいてしてくれない。しんせきのおじさんまでぼくをむしだ。

7/14
おとうさんをてつだおうとしてもあっちいってろのいってんばり。

7/15
みんなともかともか。
たべちゃいたいくらいかわいいだとよ。


7/16
はやおきしてかれーをつくる。やさいはきれいにきれたよ。でもおにくはむずかしかった。ちとかたくさんでたし。ままがともかをさがしてる。かれーはもうすぐできる。たべちゃいたいともか…。



その4
[白い幽霊]

みんなで、肝だめしにいったんだよね。墓地に。
柳の木があってさ。なんとその下に…。
多分女の幽霊がうかんでたんだ。
白い服をきた。
僕は元々霊感あってね。
そーゆうのは結構みてきた。
だが今回は、なんとみんなにみえるんだ。
しかも、いついってもその霊はいる。
僕はそれ以来、霊をしんじない友達を誘っては、真っ青になる顔みて笑ってた。

まぁ、そんなんで。
いつものように、行った。霊がみえた瞬間、友達は騒ぎだす。
「近くまでいこう。」
僕も近くまで行った事はなかったのでびびってた。
そしてふみだしたとき。
「…いい加減にしろ…」「うわぁ!」
いきなりの声。
「お前ら…うるせ…!」
後ろを見た僕は驚愕。
誰もいない。
「うわああああぁ!」
一目散に墓地の入口に。



後に友達にきくと、霊がみえたら、もう逃げたそうです。
あの声はいったい…。




その5
[森のくまさん]

『森のくまさん』

それは引っ越した時でした。
そのアパートには自分しかいない、という状況だったけど。

あるよる、春なのに暑い日があった。
寝れなかった。

すると、どこからともなく「ある、日…森の、な、か」と幼い女の子の声がきこえた。
と同時にかなしばり。
目だけを動かすとなんと携帯からなっているではないか。森のくまさんなんてないのに。
「はなさく、も、り、のみち…。」声がとまった瞬間かなしばりもとけました。
翌日無理矢理友達をつれてきた。
ところがすぐ寝た。
起こそうとしても死んだように眠ってる。
その時。

「ある、ひもり、のなか、く、ま」
また聞こえた。かなしばりだ。
「はなさ、く、もり、のみちく、………!」
息をのんだようなとき、俺は自由になった。

そして郵便うけの所をみた俺はぎょっとした。

暗闇にひかる郵便うけのそとから、赤い眼がふたつ、こちらをみていたのだ。
「くま、さ、んに、であああ、たあ、あ、あ、あ、」「ぎいやああああ!」
気付いたのは朝。失神してた。もち、引っ越した。

どう?ほらあなた、暗闇みてみて。赤い眼が……………覗いているかも。
その6
[山道で出会った人…。]
俺は友達と二人、
車で眺めのいい山頂にいったんだ。
そこまでの道は一本なんだよね。

で、登っている途中、気分悪くなったから道の端に車とめてもらってやすんだんだ。

その時後ろから車きて横でとまった。
「よいましたか?」
…おじさんだ。俺はいい人だなと思いながらも
「えぇ。」
とか言った。

車は登って行った。
友達にいい人いるねと言ったけど友達はふるえている。

気にせず山頂へ。
眺めを楽しんだらまた車でおりた。
そこで友達が言った。
「おかしくねえか?」
「なにがだ?」
「この道は一本なんだ。登る時もくだるときもこの道を使わないといけない。」
そこで俺ははっとした。
山頂の駐車場には俺達の以外車はなかった。
しかもおじさんとはすれ違っていない。
「――え?」
俺は全身から血の気が引くのがわかった。

「それにお前がはなしたおじさん…頭から血が流れてなかったか?」
そうだったかな?思い出しているとき、
「うわああああ!」
友達が叫んだ。
「ま…まどぉ!」

俺は助手席の窓。
つまりは俺の横の窓を見た。
「ぎぃやああああ!」
そこには顔中ちだらけのあのおじさんの頭だけがはりついていた。
「うわああああ!」
…それからの記憶はない。
どうだ?
ほらあなた、窓を見てみて。そこに顔中ちだらけのおじさんが張り付いてあなたをみているかも…。
その7
[押し入れの恐怖]

新しい家に引っ越した。
愛犬のモモと一緒にね。
ところが毎晩、押し入れに吠えるわけよ。
何も入ってないのにね。

あるあさ気付いた。
しっかりと閉めたはずの押し入れが必ず毎朝5センチあいてんだ。
おかしいよね。

ある夜、あつぐるしくて寝れなかった時、いつものようにモモがほえだしたんだ。
それを見ていると、なんと押し入れの隙間から青白い細い手がこじあけようとしていたんだ!
恐怖より声がでた。
「だめ!モモ!」

青白い細いてはモモの頭をつかんだ!
「ギャンっ……!」
……モモの頭はぐしゃぐしゃに潰れたよ。
それからの記憶はない。

どうだ?
ほら、あなたの近くの押し入れ的なの見てみてよ…。

青白い細い手が……あるかもよ。
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