2022年12月27日(火)。 【有名アニメ監督「ワンピースFILM REDは別によくなかった。これが大ヒットするなんて頭が痛い」】 映画「劇場版ソードアート・オンライン〜オーディナル・スケール〜」「HELLO WORLD」やテレビアニメ「富豪刑事 Balance:UNLIMITED」など、数々の作品を手掛けた伊藤智彦監督とともに、その年のアニメ業界を振り返る。 今年も話題作の多かったアニメ映画について聞きます。 <中略> ――同じ少年ジャンプ原作の映画化で、今年1番のヒット映画となった「ONE PIECE FILM RED」はどうでしたか。 うーん。俺にはあまりピンとこなかったのです。アニメーションの出来としてもけしてよくなかったし。映画では最後、ウタの歌が流れて劇中のキャラクターたちも感動したようになっているじゃないですか。でも、みんなの心を支配しようとした人の歌ですよ? 悪魔(トットムジカ)が出てきてからも、ウタ自身はなにもしない。ルフィとシャンクスが頑張る。いやウタもなんかしろよ、と。そうした頑張りがなく、こちらが知らないうちに自由を奪おうとしたウタの曲を聞いて、いい曲だなはもう欺瞞でしかないですよね。 まあ、劇中のキャラクターたちはそんなこと知らないという見方もできますが、観ている側としてはドン引きですよ。命をかけてみんなを守ろうとする行為がない限りは、気持ち悪いものを見せつけられているようにしか感じない。 単純に出来がよかった「呪術廻戦0」や「すずめの戸締まり」、チャレンジ精神あふれる「THE FIRST SLAM DUNK」がヒットするのは納得できますが、これが大ヒットしているのを見て、俺はどういう人たちに映画を作ればいいのか頭を痛めています。 12/27^12:02 [WRITEセ] [更新通知] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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