2016年4月17日(日)。 【実写映画版『テラフォーマーズ』100点満点中5点!「邦画の問題点が凝縮されたような映画」「原作ファンは酷すぎて腹も立たないレベル」】 「テラフォーマーズ」5点(100点満点中) 私がツイートしたせいで公開前から大荒れ状態になってしまったが、そもそも映画の中身を 批判したわけではない。それなのに「超映画批評がテラフォーマーズを酷評した」などと報道されているのは 大変心外だ。私はツイッターでこの映画の酷評なんてしてない。酷評するのは今この記事である。 「テラフォーマーズ」の原作漫画は繊細な絵柄とぶっ飛んだアイデア、熱いバトルで実際に面白い。 しかし原作の魅力はこの実写映画には一つもない。完全に原作の読み込み不足。リサーチ不足。 原作ファンならわかると思うが、映画版は設定や展開を変更して、ことごとく大きく改悪している。 最重要に近い要素を平然と切り捨てていて、代わりに低予算Vシネマのような安っぽい中華街ドラマ。 原作では荒唐無稽の設定だが、この世界なりのリアリティがあり、フィクションとして筋が通っている。 しかしこの映画にはリアリティが皆無なので、観客は自分がまるで子供扱いされているようでイラッと来るはず。 例えばある者が命がけでみんなを守ろうと戦い、負けそうになっているときも、助けるどころか 「へー、あいつでも無理なのかー、ヤバくね?」と薄笑いを浮かべている始末。とにかく緊張感がない。 さらに肝心のアクションシーンは日曜の戦隊物に毛が生えたようなレベル。映画としてお話にならない。 そしてどうしても許せないのは「敵」の外観。漫画では敵があの昆虫だとすぐに認識できたのは 「黒くてテカテカしていたから」だ。しかしその肝心の敵が「茶色でテカテカしていない」 なぜ私が指摘しなくてはならないのかとウンザリするが、あんなデザインでは日本人の根底的恐怖感を 引き起こすなどできない。そんなこともわからぬ人間が作っているから5点なんて点数をつけられてしまうのである。 幸福の科学の映画みたいなオリジナルのオチも含め、映画は原作から変更した箇所が全てダメ。 他にも色々指摘したいが、長くなりすぎるのでこの辺で終わりにする。いずれにせよ 「テラフォーマーズ」は長年私が指摘してきた邦画の問題点が凝縮されたような映画である。 あまりの原作破壊っぷりに、腹も立たないほどであるが、原作ファンは覚悟した方がいい。 原作を知らない方は、あえてこの映画を見る必然性が思いつかない。 4/17^23:16 [WRITEセ] [更新通知] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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