武田観柳斎
武田観柳斎
(????～1866か1867)
新選組五番隊隊長で、伊東・毛内とともに文学師範であった。池田屋事件では褒賞金20両を賜り、同年、近藤の江戸下りに随行、伊東甲子太郎の入隊、上洛に同道。広島出張には、近藤・伊東・尾形らに随行。さらに長沼流軍学をもって、新選組に重きをなす。しかし、隊内の洋式化がすすんで、武田の軍学思考が退潮、そんな不満から薩摩に傾いていった。銭取橋で、斎藤一・篠原泰之進に斬殺されたというが、彼らはすでに御陵衛士として分離していたため武田を斎藤らが斬殺する理由はなく、この話は「新選組始末記」の誤認と思われる。
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